子どもと学ぶ「神話のお話し」

平成27年5月9日 鉾田JCの25周年記念事業「DAPPE村」の一環で、田植え体験にあわせて、子どもと学ぶ「神話のお話し」をさせていただきました


日本書記では日本のことを、豊葦原の稲穂の国と表現していました。豊かな水田の広がる土地という意味です。


稲がつくるお米は、日本人にとって、主食以上の意味をもつ特別な食べ物です。

「神話」と「田植え」。一見関連のないワードですが、「ご飯粒をのこしちゃいけない」っと、父ちゃん母ちゃんから言われたことってないでしょうか?

神話と切り離された日常をすごず我々ですが、実は生活の端々に、神様の痕跡はたくさん残っているものです。この日は、用意したパワーポイントにそって、受講いただいた皆様と一緒に、神様の足跡をおってみました


プログラムの内容は、難しくとらえがちな神話の世界を「ざっくり」理解していく内容です

また、日本の神話だけでなく、創世記や、東洋の神話と比較し、「神話」=絵空事ではないことをわかっていただくよう苦心しています


例えば、1週間が7日間であることも、日曜が休み安息日であることも、旧約聖書の創世記(「神話」)に記されたことに由来しています。地球は10億年以上かけできた・・・というのは科学の常識ですが、キリスト教社会の常識は、世界は7日で出来たとするものです。

民族のなかで伝承されてきた神話を科学的な観点から否定するのは簡単です。しかし、何千年もかけて言い伝えられてきた伝承には、事実以上に大事な真実が眠っているのものです。神話は、伝えていくことが大事であり、伝承がアイデンティティを育んでいくのです。


今の教育現場では、神話を非科学的なものとして、一切おしえていないのが現状です。また神話に由来する初代天皇であらせられる神武天皇についても、一言もふれないばかりか、「天皇」「天皇家」についての説明さえありません


プログラムの中では、「世界一古い国はどこですか?」との質問をしています。

答えは紀元前660年に由来する日本。史実上存在が確実な6世紀にしぼっても、ダブルスコア―で古い国が、日本です。(※2位のデンマークが8世紀建国)


昨今、褒めてのばす子育てが推奨されています。怒られてばかりいて「だからお前がだめなんだ!」と言われて伸びる子がいるでしょうか?同じように自分が生まれ育った地域や国の自慢やプライドを継承することは、メリットしかないはずです。


世界一の歴史を誇る日本について、神話から学ぶことで、子ども達が、自分の国のことを大好きになっていくことを想定します。そして、国を愛し地域を愛する心が、やさしく強い子を育んでいくものと幡谷は考えます。

セミナーのなかでは、そんな神話にもとずく建国の歴史と、国の誕生日である、建国記念日を一緒に学び、祝っていくことを提案しました。


初のセミナー開催となったDAPPE村は、鉾田JCの25周年の記念事業で、町内にある休耕田を借り受け、田植え体験と、収穫。冬には藁をつかったしめ縄づくりまでをセットにした大型プロジェクトです。地元婦人会のおばちゃん達を筆頭に、遠く東京からも3組の家族が、田植え体験を楽しみに、鉾田の地まで来ていただいています。


田植え体験を通じ、泥にまみれ、太陽をあび、土に還る。その体験は、参加いただいた全員にとって楽しい1日となりました。ぼくたちのご先祖さんが繰り返していた営みを、今はスーパーでお金をだして、お米を買う時代です。

当たり前のことを当たり前にする。当たり前のことを当たり前に言える時代がくるように、神話の普及と、家訓づくりを通じた、おじいちゃん、おばあちゃんからの伝承を今後も担っていきたいと思います


ご設営いただいた大槻理事長を筆頭とした鉾田JCの皆様のご活躍とご健勝を心よりご祈念もうしあげます。ありがとうございました。次もなんか呼んでください^^











※平成27年5月9日 鉾田JCの25周年記念事業「DAPPE村」


DAPPE村は、町内にある休耕田を借り受け、田植え体験と、収穫。冬には藁をつかったしめ縄づくりまでをセットにした大型プロジェクトです。

地元婦人会のおばちゃん達を筆頭に、遠く東京からも3組の家族が、田植え体験を楽しみに、鉾田の地まで来ていただいています。