高校野球は日本の至福の文化
100周年をむかえた夏の高校野球。
今年も、早稲田実業のスーパー1年生、清宮くんや、驚異の身体能力をみせた関東第一のオコエ選手など、多くの話題をふりまき閉幕しました。
世界中を見渡しても、夏の甲子園ほどの熱狂と、注目を集める大会はありません。プロ野球の人気が低下し、地上波のテレビで放映される機会も減る中、甲子園は、全試合が中継され、 人気のカードでは、4万5000人の大入り満員、テレビでも20%にせまる視聴率を記録しました。
甲子園は、日本を代表する文化なのです。
今回のブログでは、高校野球を指揮してきた監督にスポットをあて、その文化的背景と、数々の名言を紹介していきます。
『富士山を登るのも、三笠山を登るのも1歩はおなじ、目標が一日を支配する』
横浜高校 渡辺監督
【教育】とは、教え育むもの。
一般に教育を語る時、教科書中心の座学をイメージしませんか?
しかし、人生で、学ぶべき大切なものは、教科書には書いていません。
あなた自身も、友達や親の一言、そして部活動で学んだことの方が多いのではないでしょうか?
家庭の中の教育は、「家訓づくり」で実践ください。
そしてお子さんを、中学、高校に送り出してる親御さんは、部活をさせてください。
家訓二ストは中学時代を帰宅部ですごし、いまだに後悔があります。
逆に後悔があった分、高校にはいり、課外活動に専念しました^^それも今はいい思い出です
部活動の花形といえば、野球にサッカー。
なかでも「甲子園」で行われる高校野球は、日本独自の文化です。
そして、日本人は高校野球が大好きです^^
家訓二スト調べでは、夏の床屋さんの会話の8割は高校野球の話題です。
そして、野球をやっていてもいなくても、地域の学校が甲子園で活躍した年は、○○旋風とか、さわやかイレブンとか、なんかメモリアルみたいな感じ、誇らしげに語ることができませんか?
高校野球とは、祭。
郷土を背負い甲子園に集う球児は、「ますらお」です。そして、勝負のために一身に捧げるプレイが感動をよび、子ども達が成長していく姿がまた新たな感動を巻き起こします。
あなたが住む街でも、バイパス道路を走ると、シマムラ、ユニクロ、セブンイレブン・・・全国どこにでもあるチェーン店が続いていないでしょうか?
もはや、郷土や、地域なんて言葉は死語になっていても、甲子園に集う球児はまぎれもなく「郷土」の誉れです。
子供目線でいうと、あんなにかっこいいことってあるでしょうか?
自分の年齢から、ちょっと上のお兄さん達が甲子園で輝く時、「あの舞台に立ちたい!」という強烈な「夢」が、子ども達をスポーツの世界に引き込み、心と体の鍛錬をもたしていると家訓二ストは考えます。
明確な目標をもっている子供は強い子です。
そして夢をおう若者の目はキラキラしています。
「甲子園にいく!」っという明確すぎる目標は、子どもを理不尽な練習にも耐えさせ、少年から大人にさせていきます。
「地域」というキーワードだけでなく、「礼儀」「躾」「上下関係」・・・ 消え去りそうな日本文化を球児たちは甲子園という夢のために貴重な青春を「野球」に捧げるのです。もはや甲子園は宗教っといっても過言ではありません。
批判がある野球留学についても、頭のいい子が、勉強のために東京の有名私立にいく・・・ことと一緒ではないでしょうか?
なおかつ、留学したとして、本当に甲子園に出れるのか?そして自身がレギュラーになれるか?はまた別の問題です。 どこで生まれようと、一生に一回しかない高校生という特別な時間を親元を離れ、野球に打ち込む選択はなかなかできないことです。野球留学をする少年は、確実に大人への階段をのぼっていくのではないでしょうか?
元池田高校野球部監督、蔦文也氏の言葉に、「鍛錬千日之行 勝負一瞬之行」というものがあります。
鍛錬は千日の行。勝負は、一瞬の行。一瞬の勝負のために、球児は親元を離れ、千日の苦しい練習をするのです・・・
野球の本場、アメリカでも高校での野球大会は行われていますが、甲子園とは全然違います。
何●年ぶりの出場とか、故郷を背負ってとか、たかが野球で大騒ぎです。
たかが野球、されど野球。
桑田、清原を擁して全国制覇をしたPL学園の中村監督は、こんなことをいっています。
「野球の試合の中には、人生のすべての要素が詰まっている」
「教え」「育む」ものが教育。甲子園をめざす球児たちと、それを見守るすべての人にむけ甲子園をわかした名監督たちの至極のことばを紹介させていただきます
■山下監督 (星陵高校)
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
■渡邊監督 (横浜高校)
・甲子園には魔物なんて棲んでいない。もしも棲んでいるとしたら、お前たちの心の中にいる
・登った山は必ず降りてこなければならない。そしてまた登りはじめる
■上田監督 (慶応義塾)
凡人は習慣で一日を送る。天才はその一日が生涯である。
■中村監督 (PL学園)
野球の試合の中には、人生のすべての要素が詰まっている
■蔦監督 (池田高校)
鍛錬千日之行。勝負一瞬之行。
■山下監督 (星陵高校)
花よりも、花を咲かせる土になれ
さいごに、茨城といえば取手二高、常総学院で全国制覇なしとげた木内監督の名言を紹介させていただきます
「人を作ってから勝つよりも、勝ってから人を作る方が簡単なんだ」
人をつくる高校野球。
・・・っをゴロゴロしながら見ている家訓二スト(*_*)
日本に高校野球がある限り、未来は明るい! そして、頑張るのは球児じゃなくて、僕の方なのかな(^_^;)
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