ブータンの王様からのメッセージ


竜は私たちみんなの心の中に居て、『経験』を食べて成長します。だから、私たちは日増しに強くなるのです

(ワンチュク国王 相馬市への慰問際のお言葉)

 

 





あなたは龍をみたことがありますか?
ぼくはカッパしか見たことがありません。


ブータンのワンチュク王様のやさしいメッセージをブログにアップしました。
こんな時だからこそ読んでほしい、本物のやさしさと大人ユーモアです 

 

 

ブータンは、インドと中国に挟まれた山間に位置する小さな国です。

 

敬虔な仏教国と知られる一方、年間の平均所得は、15万ほどと、国際的な指標では、最貧国と言われることもありますが、GNP(経済)でなく、GNH(ハッピー)を標ぼうし、世界からは、世界一幸せな国と呼ばれることもあります。

 

ブータンは王国制であり、また大変な親日国としても知られています。

 

ワンチュク国王(1980年2月21日 - )は、度々来日され、とくに東日本大震災発災時にはいち早く日本を訪れ、被災地を訪問されています。

画像は、相馬市での学校への慰問の様子です。

 

小学校訪問で国王陛下が子供たちに話した「龍」のお話をここで紹介させていただきます。

 

 

王様:「この中で、竜をみた子はいるかな?」

子供:「・・・」

王様:「ぼくは、竜をみたことがあるんだよ!」

子供:「え~!?」

王様:「竜は、みんなの中にいて、【経験】を食べて成長します。だからみんなは、強くなれるんだよ」

  

王様:

 竜は私たちみんなの心の中に居て、『経験』を食べて成長します。だから、私たちは日増しに強くなるのです。自分の龍を鍛錬して、感情などをコントロールすることが大切です。みんなの心のなかにいる一人ひとりの龍を大切に育てて欲しい

 

・・・

 

世界には多くの指導者がいますが、これだけ慈愛にあふれた人格者を私は知りません。

その他のワンチュク王のお言葉も記載させていただきます^^

 

 

・静かな尊厳と謙虚さを兼ね備えた日本国民から、世界は大きな恩恵を受けるだろう

 (国会を訪れ、衆議院本会議場で演説後、母国語で日本の安寧を願う祈りのことばを述べました)

 

・日本国民は、最悪の状況下でさえも静かな尊厳、自信、規律、心の強さをもって対処した。このような不幸からより強く大きく立ち上がることができる国が1つあるとすれば、それは日本と日本国民だと確信している

 

・われわれの物質的支援はつつましいものだが、友情、連帯、思いやりは心からの真実だ

 

 

・本当に、皆さん1人ひとりを抱きしめたいような気持ちですけど、それができないので、ここで王妃を抱きしめさせてください

  

 

最後のジョークは、晩さん会での席でのスピーチです^^

実際のワンチュク王は、お一人おひとりを、抱きしめなかったものの、多くの人と握手をし親交を深めたそうです。

 

慈悲にあふれた行動と、周りをなごますちょっとしたユーモア

世界一幸福な国には、世界一素敵な王様がいました。