ジャイアンはどこにいった?子育てに必要な最後のパーツ
あなたが子供の時に、ジャイアンはいましたか?
街にガキ大将がいなくなった・・・と指摘されています。
ジャイアンは、短気で乱暴な言動が多いが、極めて義理固い面の持ち主。面倒見がよく親分肌で妹をかわいがり、しぶしぶながらも家の手伝いをきちんとする。友情に厚い面もあり、「心の友よ!」と泣きながら叫んで抱きつく事もあります。
ジャイアンのモデルは作者自身の少年時代のガキ大将だそうです。その様子は映画化もされ、同名の主題歌は井上陽水のヒット曲にもなりました。
自分自身の記憶としては、ガキ大将は、いたような気もするし、なんだか全体が夢だったような気もします。
近所のガキどもで集まって、野球や、サッカー、秘密基地づくりに精をだしていた記憶はあります。そして、今の子ども達と違う点は、違う年齢の子供が集まって、ガキ大将の指揮のもと毎日、毎日あそんでいた点です。
またこの頃の遊びは、ファミコンの普及前というのもポイントです。子ども達同志、自分たちで考えた遊びを満喫していました。マイナーどころでは、ロクムシや、陣取りなんかもありました。ケードロはポピュラーだったのかな? 缶けりは今でもやっているのかな?
子どもは、子ども同志で遊ぶなかで、学校や塾、そして家の中で学べないものを手に入れていったのかもしれません。
ちょっと年上のお兄ちゃんお姉ちゃんへの憧れを持つことの効能は、子どもが、少年、そして大人になっていく上で重要なファクターです。
江戸時代には、子どもだけで決まりをつくり、寝食を共にして育つ習慣がありました。とくに有名なのは薩摩藩の郷中や、会津藩の什です。とくに薩摩では、大久保利通や西郷隆盛などが輩出されました。元祖ジャイアンは、西郷さんだったのかもしれません。
子ども達をとりまく環境が悪くなったっと言われる中、クーラーも普及したし、学校の先生もやさしくなった、極端な貧乏はへったと思うし、寿司は回るし、ナポリタン以外のスパゲッティ―も誕生しました。そして、テレビにリモコンがつき、ゲームボーイもスマホも、子供部屋も持てるようになりました・・・
で、何が悪くなったのでしょう?
増えたと思われるものが10以上。そして減ったものがあるならば、ガキ大将の存在かもしれません
子どもは、ちょっと上のお兄さんに憧れをいだき、背伸びをしながら大人になっていきます。どこでもいたはずのジャイアンは、テレビの中だけにこもってしまいました。子どもには子ども達だけのコミュニティーが必要です。
発展途上国にいくと貧しいはずの子ども達がいきいきと走りまわっている様子をよくみます。反対に豊かなはずの日本で、街から子どもの歓声が消えて久しい気がします
子どもは国の宝。そして子どもを育むジャイアン不足は深刻です
そして、ジャイアンを取り戻すためには、社会全体のコンセンサスが必要です。
来たれジャイアン、ガキ大将~♪ です^^
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