「ゼロから作るトースター」で生かされていることを知る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫) 文庫 – トーマス トウェイツ (著),

 

所要期間9ヶ月、移動距離3060キロ、費用は1187.54ポンド(約16万円をかけ、量販店にいけば1000円で買えるトースターを手作りした男の抱腹絶倒の一代記です

 

この究極の手作りは、鉄鉱石を掘り出す処から挑戦する凄まじいものです(*_*)

「生かされている」ことに気づきにくい世の中にあって、この一代記は様々な教訓と『アホ』を教えてくれます<m(__)m>

 

本当の意味で「知る」ということ

本当の意味で「手に入れる」ということを考察していきます

■「生かされている」ことに気づきにくい社会に

 

「知る」ということはどういうことでしょう?

 

小学生むけに「うどんづくり」の体験授業を企画した際、作業に加わらず、遠くでおしゃべりしている女の子に話しかけました 女の子はこう言いました。 「学校の授業でやったことがあるので、うどんづくりは知っている」っと 「知る」ということはどういうことでしょう  

 

千利休はこんな名言を残しています 「稽古とは 一より習ひ 十を知り 十よりかへる もとのその一」なる名言を残しています

 

  勉強や、人間の好奇心は、深く知れば知るほど、わからなくなるものなのかもしれません。 そして人生をかけ、ようやく「知る」ことができた真髄は、利休の言う、基本の「基」程度のことなのでしょう 国語・算数・理科・社会。 足早に「知る」ことを求める学校教育の中では「知ったつもり」の浅はかな知識が押し込まれていきます

  

日本では古くから修行や見習いとして、師匠のマネをしながら技術を会得していくのが一般的でした

  

戦前の大工さんは親方の家に住み込んで、仕事以外の雑用も大切な修行の一つとされておりました。初年度は朝一番に起こされました。炊事、水汲み、薪割り。お茶をわかし、掃除、さらに子守りまでです。入浴も親方、兄弟子の順で新弟子は最後です。大工仕事の内容はおおよそ、一年目は穴掘り。二年目は削り、木ごしらえ。三年目は細工物。四年目は番付、墨付。五年目は床、書院、長押、丸太もの。という順序です。

 

簡単に「知れる」ものは簡単に忘れていきます

反対に、10年をかけ身体で技を会得していく大工さんの世界には「知る」ということと本質が隠れています。

 

あなたは、何を知っていますか?

あなたは人生のなかで、あなただけで作ったものがありますか!?

 

「知る」ことを考えていくこと、自分が生かされていることに気づくようになります

身に着けるもののなかで、あなた自身が作ったものがありますか?

 

「生かされている」ことに気づきにくい世の中にあって、「生かされている」ことに気づくことができれば、感謝の心が芽生え、それぞれのおかれた場所で努力できる人に成長していくはずです。 

 

ただし、科学の進歩は、「生かされている」感覚を人間から奪っていきます。

 

たとえば、水道のジャーっと出る水に「感謝の心」を持ちにくいけれど

アフリカの砂漠地帯で、何キロも先の水源からツボに入れて運んでくる「水」には、同じ水でもたくさんの「想い」を感じることでしょう

 

お金を払えば、なんでも手に入る、あるいはスイッチをおせば機械がなんでもしてくれる・・・

 

科学の進歩が「生かされている」ことを忘れさせるのであるならば、

反対にその科学を「知る」ことで、人類の叡智に近づくことができるのです

 

っということで、思いやりを育てるための学校で採用してほしい新しい授業のスタイルを「ゼロからトースターを作ってみた結果」(新潮文庫)を参考に提案していきます

 

  

■「生かされる」ことを痛感できる究極の授業

 

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫) 文庫 – 2015/9/27

 

トーマス トウェイツ (著), Thomas Thwaites (原著), 村井 理子 (翻訳)

 

@内容紹介

トースターをまったくのゼロから、つまり原材料から作ることは可能なのか? ふと思い立った著者が鉱山で手に入れた鉄鉱石と銅から鉄と銅線を作り、じゃがいものでんぷんからプラスチックを作るべく七転八倒。集めた部品を組み立ててみて初めて実感できたこととは。われわれを取り巻く消費社会をユルく考察した抱腹絶倒のドキュメンタリー! 『ゼロからトースターを作ってみた』改題。

 

<所要期間9ヶ月、移動距離3060キロ、費用は1187.54ポンド(約16万円)>

 

 

家電量販店で1000円で買えるトースターだって、いちから作れば9か月、16万の費用がかかります

逆に言えば、一人ではできない作業を、鉄をつくるひと、プラスチックをつくる人っと、何人もの人の手を借り、トースターはあなたの家にやってきます。

 

便利すぎる世の中になって、物への感謝が感じにくくないですか?

『ゼロからトースターを作ってみた』は、ヒトは一人では生きられない、「生かされている」ことを痛感できる究極の授業に他なりません

 

っていうかアホやね(>_<)